その名の通り、右手は黒鍵ばかりのパッセージが延々と続きます。ショパン自身「この曲は、黒鍵ばかりを弾く曲であることを知っていないと全く面白くない曲」と言っていたそうです。技術的にはショパンのエチュードの中にあって、それほど難しくないですが、きちんと粒の揃った音で弾かなければ、この作品の美しさは引き立たないと思います。絶対的な技術の正確さが要求されているところを考えると、これも案外な難曲かもわかりません。なお、「黒鍵」という名前はついているものの、左手の和音には頻繁に白鍵を弾く箇所が登場しますが、実は右手にもたった1ヶ所白鍵を押さえるところがあります。
ショパン/練習曲第5番変ト長調作品10-5Etude op10-5 作曲年:1829-32年
Performanced by H.Nakamura
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