ちゃんぽんといえば長崎県長崎市が本場ですね。今ではリンガーハットのおかげで全国的に知名度の高い結構どこででも食べられる料理となっていますが、実は本場ならではの味の決め手があるんです。秘密というほどのことではありませんし、地元の人に聞いた受け売りなんですが、ちょっとだけ紹介します。
その決め手というのは麺そのものにほかなりません。長崎のちゃんぽん麺は、小麦粉に唐灰汁(とうあく:かん水の一種)を配合した麺なのです。昭和初期に上海から伝わった麺作りに欠かせないこの唐灰汁は薬品(炭酸カルシウム+炭酸カリウム)のため、これを作るには許可が必要だそうです。また、国内では長崎でしか作られていません。現在この営業許可を持って唐灰汁を製作している人は長崎市内の製麺所にわずか4人しかいないということで、この麺を使うちゃんぽんこそが本場の味というもの。
さて、この唐灰汁麺の魅力はというと、一番に独特の風味を持った味わいがあるということ。そして消化を助けてくれ、さらには食欲を増進してくれる。また防腐、殺菌の作用もあるらしい。餃子やワンタンの皮や饅頭の原料にもなっているということも知られざる事実。端午の節句にいただく長崎特有のちまきにもこの唐灰汁がたっぷり入っているのです。




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