あるミスタードーナッツでのやり取り。
「ご注文のお品は、チョコファッションを10個でよろしかったでしょうか?」
「はい。」
「1万円からでよろしかったでしょうか?」
「ん。(よろしかったもなにも、そんなこと問いただすのは逆に失礼じゃないのか。)」
「袋にお入れしてよろしかったでしょうか?」
「んん?(袋に入れてくれと指示した憶えもないし、なんて答えたらいいの?)」
最近の接客用語のトレンドなのだろうか、ネコも杓子もそんなふう。というか、使ってるのはどうも若いアルバイト店員が多いようだ。彼(女)らの発する言葉のほとんど全ての語尾に「…よろしかったでしょうか?」が付加される。よく見るとやはり知性のかけらも感じられない顔をしていらっしゃる。
すべての「よろしかったでしょうか?」が悪いわけではないのだが、こう連発されると、「あんた日本人?」と問い返したくなる気分にかられる。どうも彼(女)らは「よろしかったでしょうか?」をつければ万能敬語になるとでも教えられてでもいるかのようだ。
先ほどの例文で言えば、最初の「よろしかったでしょうか?」は客の注文した内容に対する確認の言葉なのでとくに違和感はない。が、しかし「ご注文は…ですね?」でいいはずだ。
2つ目の例にしても、僕にはどうも「1万円だとおつり出すのが面倒なんですけど。」と言われているようで居心地が悪い。1万円を受け取りましたと意思表示することにより、客への確認を兼ねる表現でいいはずだ。つまり、「…お預かりします。」で済む話であって、そもそもなんでそこで質問してくんのよ?
3つ目の例にいたってはイヤミのひとつも言い返したくなるほどひどいものだ。そもそも僕は袋に入れてくれとも云ってないわけだし、買ったものを包装して渡すのは当たり前のことだから、そもそもそこの場面でそんな質問が発せられる道理が理解できない。最近は環境への配慮ということから、簡易包装を希望する客が増えていて、袋が必要ない人もいるだろうから、確認する必要があるのだと善意に推測すれば、「袋はご入用ですか?」と聞けばいいだけのことではないのか。だいだい、「袋に入れてよろしかったでしょうか?」と聞かれてなんと答えればいいのか。
今度聞かれたら「よろしくない。」とでも云ってやろうか(笑)。




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